「俺の方こそありがとう 俺も香音に出会えて良かったよ… 初めて会った時…今でも鮮明に覚えてる…」 「私も…忘れない… あの時のこと…」 「俺さ、初めて香音を見た時心配したんだよ? 顔には出さないけど、すごい辛そうで今にも消えてしまいそうな目をしてた」 「そうだったの…?」 「そうだよ それからかな…お前のこと目を離せなくなったのは 少しでも目を離したら消えてしまいそうだったから…」 「最初から私のこと見てたんだ…」