「先生はずるい…
 私には話せっていうのに…
 自分は話してくれないんだ…」

「岩本…」

「何で先生は寂しそうな目をしてるの…?
 教えてよ…」

「ごめん…」

そして沈黙が続いた


それを私は耐えられなかった

「もういいよ!
 先生は私じゃ頼れないよね
 そりゃ隠したくもなるよね」

ついに私は怒ってしまった

「岩本…!
 そんなことないから!
 だから落ち着いて」

先生も必死に私をなだめようとしている