二年生になって最初の日。

貼り出されたクラス発表を見て、俺はしばらく硬直していた。


「・・・・・・同じクラスだ・・・・・・」


ずっと好きだった早坂と同じクラスになれてしまった。

え?見間違いじゃないよな?

早坂優依って、学年に一人しかいないよな?


「良かったじゃん」


俺の隣で蓮がそう言った。

てことはやっぱり、間違いなく俺は早坂と同じクラスになったんだ。


「賢斗くん、おんなじクラスだね!嬉しい~♪」

「私も一緒だよ!よろしくね」

「賢斗~オレ今年も同じクラス~!」


周りがいろいろ話しかけてきていたけど、俺の耳には何も届いていなかった。