グラマラスなお姉様方の着るようなドレスは到底着れない。
とてもじゃないけど、お子様な私が着たら、いい笑いものになりそうだもの。
「ママに相談して用意しとくね」
「ん」
ハリウッドスターに会えるだなんて、夢みたい。
不破くんなら、いつかグラミー賞も受賞出来そうだし。
そう遠くないうちに、間近にハリウッドスターがいるなんてこともありそう。
「何、笑ってんの?」
「ううん、何でもない」
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夕食を食べ終えた私は後片付けをして、帰る準備をしていると。
「ひまり、ちょっといいか」
「ん?……何?」
リビングにいる彼に呼ばれた。
彼の元に行くと、ノートパソコンを眺めている。
「この中のデザインなら、どれがいい?」
「ん?………キーケース?」
「うん。クリスマスプレゼントでお揃いにしたいんだけど」
「えっ?」
「好きなデザインある?なければ、もう少し見てみるけど」
そうかぁ、そういう手もあるんだぁ。
プレゼントって、手渡すまで内緒にしておかなくてもいいんだね。
不破くんといると、本当に勉強になる。
「不破く……聖くんは、何か欲しいものあるの?」
「フフッ、無理して名前呼ばなくていいから」
「だって~、まだ慣れてなくて」
「サラッと言えるようになるまで、楽しみに待ってるから、気にすんな」
「……ごめんね」
ポンポンと頭を撫でられた。
こうやっていつも彼は広い心で接してくれる。
本当にクールで大人だなぁと感心しちゃう。
「欲しいものは決まってる」
「……何?」
「ひまり」
「もうっ、そういうんじゃなくてぇ~」
そして、いつもこんな風に茶化される。
これも彼の優しさなんだろうけど。



