彼の素顔は甘くて危険すぎる


数日後の放課後。
俺の自宅の浴室で、これからお楽しみの時間らしい。

9月中旬ということもあり、浴室内が寒いという事はない。
むしろ、シャワーの湯温で暑いくらいだ。

水着がないという彼女の為に、昨日ショッピングモールに買いに行った。
当然、『何で私も?』と文句を言う彼女だが、『じゃあ、描かせない』と言った途端に諦めた。
よほど、俺のシャワー姿が描きたいらしい。

彼女が求めてるシャワーシーンと俺が想像するシャワーシーンは多分雲泥の差があると思うけど。
それでも、好きな子と浴室でというシチュエーションと。
好きな子の水着姿という超絶楽しみなセッティングに、既に俺ですら緊張して来た。

自室で水着に着替えた俺は、脱衣所にいる彼女にドア越しに声をかける。

「ひまり、……終わったか?」
「………うん」
「開けるぞ?」

返事がないのは承諾とみなす。
俺はゆっくりとドアを開けた。

「っ……、やべぇ、マジで可愛いっ」
「やだっ、変なこと言わないでよッ」

フリルがあしらわれたシンプルな白いビキニ。
あまり派手すぎないデザインの方がひまりに似合うと思った。
それと、黒や柄が多いような大人びたデザインも個人的に好きじゃない。

俺の見立て通り、すげぇ似合ってる。
しかも、予想以上に目の保養になってるのが超嬉しい。

ロスの自宅で彼女のブラのサイズを知ってしまった。
D65。
小柄で細身の体には不釣り合いなくらいの豊かな胸。
以前、服越しに触ったことがあるが、結構手に余るほどの大きさだったし。

あどけない顔して、いいモノもってんだよね。

「見るだけ?」
「当たり前でしょっ!」
「ざ~んねん」