君はいつも不安になって
嫉妬ばっかりする私を慰めてくれた。
そんな君が嫌い。
君はよくベランダでタバコを吸っていた。
揺れるカーテンの隙間から君を見て待っていた。
戻ってきた君を思いっきり抱きしめた。
君はタバコが嫌いな私を気遣って
タバコの匂いしちゃうよ?
そう言いつつ抱きしめてくれた。
でも初めからわかってた。
君は私のこと身体でしか見てないこと。
今日も君に身体を許した。
その後君はいつものようにベランダでタバコを吸う。
君が寝てる間に咄嗟に飛び出した。
夜空の星がやけに輝いて見える。
冷たい風に吹かれながら
堪えきれなかった感情が目を飛び出し頬を伝う
大っ嫌いなはずの君、、
大っ嫌いなはずのタバコ、、
なのに、、
なんでこんなに胸が苦しくなるんだろう、、
手に持っていた君のタバコ。
火をつけて吸ってみる。
君の匂いがした。
ねぇ、私のことちゃんと見てよ、、
そう心で叫びながら
来た道をもどる。
