「やります、やります!!
俺、水嶋さんと、北川がいいです。」
諒介はいきなりあたしの名前と、あたしの斜め前の子の名前を言った。

「はぁっ!?俺かよっ!?
お前、まじふざけんなっ!!!」
あたしの斜め前の子が
そうさけぶ。でも、担任には伝わらず、
「んじゃ、水嶋と北川と柴っ!!!!
まえにでて自己紹介とこのクラスをどうしたいかを話すことっ!!!!」
担任はそういうと後ろに歩いて行った。


「柴諒介ですっ!!!
A型の獅子座ですっ!!!!
このクラスを明るく元気なクラスにしたいです。
これから一年間よろしくお願いしますっ。」
そう諒介が笑顔で言う。
「水嶋嘉穂です。
AB型の魚座です。このクラスは…………
利玖先生が困らないクラスにしたいです。」
あたしは渋々自己紹介をした。
「北川雄希でぇーす。
O型のさそり座です!!!
このクラスは、真面目なクラスにしたいです。って言うのは嘘でー、いつも笑顔のクラスにしたいですっ!!!!」
あたしの斜め前に座ってた子が、ノリノリで言う。


あたし達三人は、学年委員っていうこともあって、三人でいつも行動してた。
移動教室も休み時間も。なんだか、小学校も違うのに、同じ小学校だったと思われるくらいに。