その目は本気だった。

本当に君は耐えるつもりだろう。

「そんなの、だめだよ。凪くんが壊れちゃう」

「大丈夫だよ。俺、強いから」

その言葉が苦しい。

なんでそんなに、耐えようとするの?

なんでそんなに苦しい道を選ぶの?

ねぇ、なんで?

「大丈夫な人は影であんなに苦しそうな顔をしないよ」

あれがきっと、君の本心だ。