「四ノ宮って、カノジョいないんだってさー」
いつものようにお弁当のミニトマトを口の中に放り込みながら、『明日、晴れるんだってさー』って言うくらいの調子で瑠梨ちゃんが言うのを聞いて、思わず卵焼きを吹き出しそうになった。
「へ、へぇ~、そうなんだ。モテそうなのにね」
瑠梨ちゃんとの恋バナは、わたしはいつもただの聞き役で、自分から好きな人の話をしたこともなければ、瑠梨ちゃんに尋ねられたこともなかった。
……はずなのに、わたしの気持ちは、いつの間にか瑠梨ちゃんにバレバレだったみたい。
「だよねー。だから、早くコクらないと、いつ誰のものになってもおかしくないと思うんだー」
ちらりと視線を寄こす瑠梨ちゃん。
「で、でもわたしには関係ないかな~」
あははと笑ってごまかそうとするわたしに、瑠梨ちゃんが盛大なため息をつく。
いつものようにお弁当のミニトマトを口の中に放り込みながら、『明日、晴れるんだってさー』って言うくらいの調子で瑠梨ちゃんが言うのを聞いて、思わず卵焼きを吹き出しそうになった。
「へ、へぇ~、そうなんだ。モテそうなのにね」
瑠梨ちゃんとの恋バナは、わたしはいつもただの聞き役で、自分から好きな人の話をしたこともなければ、瑠梨ちゃんに尋ねられたこともなかった。
……はずなのに、わたしの気持ちは、いつの間にか瑠梨ちゃんにバレバレだったみたい。
「だよねー。だから、早くコクらないと、いつ誰のものになってもおかしくないと思うんだー」
ちらりと視線を寄こす瑠梨ちゃん。
「で、でもわたしには関係ないかな~」
あははと笑ってごまかそうとするわたしに、瑠梨ちゃんが盛大なため息をつく。



