誉田くんが送ってくれたURLの場所へと到着した。
誉田くんが見つけたその場所は夏を象徴したような一面のひまわり畑。圧倒的される、広さ。誉田くんて、こんなイベントとか好きな人なんだ、意外だ。

「おお? あー、そうか」
そこにいた二人を見ると塔ヶ崎くんがそんなよくわからないことを言った。

「うわあ、陽葵、焼けたねえ」
「途中から、すっごい日焼け止め塗ったんだけど、やっぱ焼けたよね……。聡子も何か……」

何か?何だろう。焼けたかな?海も暑かったし。陽葵は相変わらず、可愛くておしゃれだ。今度買い物付き合って貰おう。

「おー、俺たち最後? 電車1本遅いの乗っちゃったからなあ」

……日野くんと清夏も到着した。日野くんも真っ黒だ。どこか行ってたのかな。
何か違和感を感じて、四人を交互に見た。
あ、これ……ペアが入れ代わってる!
そっか、最終日だもんね。陽葵は誉田くんと……
「あ、今日はデート?」

そう訊くと、塔ヶ崎くんが顔を近づけて来て、耳元で
「俺たちのことも、あとで説明しないとね」って言ってくれて、ドキンとした。
陽葵も清夏も驚く……だろうな。二人とも夏休み楽しかったのかな?
すごい充実した顔してる気がする。
清夏も、あの服もヘアアクセサリーも可愛い。今度買い物付き合って貰おう。
私もこんなに夏休みが楽しかったのは初めて。