私の人生を変えてくれた人 番外編


「一口だけでも食べてるんだから褒めてよ」

「もうちょい食べてくれたら褒める」

「………良いもん、どうせ食べれないから」

「そんなこと言わないのー
 食べれるかもじゃん」

「………もう食事のことは言わないで」

「ん、分かった
 でも、心配してるってことだけは覚えといて」

「………分かったよ」

「…………お前の側にいるからさ、死ぬなよ
 俺のために生きて」

「……頑張るけどさ、多少のことは許してね」

「多少はな
 死なない程度なら目をつぶる」

「………ありがとう」

「うん
 辛くなったらいつでも言えよ
 俺も気づけるように頑張るから」

「……言えたらね」

「ちゃんと言ってください
 心配なので」

「だって、何が辛いとか分からないもん
 強いていうなら、生きてることが辛いんだよ」

「分からなくてもいいから
 死にたいって話でも何時間でも聞く」

「別に私、語りたい訳じゃないもん」

「確かに
 まぁ、とりあえずさ
 俺はいつでもお前の話聞くから
 話したくなったらいつでも来て
 待ってるから」

「うん」

「………この後どうする?
 お前の気持ちに任せるよ」

「…………疲れた
 せっかく死ぬって決めたのに………助けられてさ
 無駄な体力使った気がする
 精神的に疲れた」

「じゃあどっかで休も
 俺としては一回保健室で寝て欲しいけど
 この距離で改めて思ったんだけど、お前目の下のクマひどすぎ
 夜寝れてないの?」