「それもその子が悪いじゃない!
その子のせいで………その子がいるから!!」
「岩本は何も悪くないんだよ!
全部俺のせいなんだよ………責めるなら俺にしろ」
「…………下山先生は悪くない」
「………そんなに岩本が気に入らないか?」
「……………何でそんなにその子の味方なの
前は私の味方だって言ってくれたのに!」
「………ごめんな
俺がはっきりしないから」
「その子の何が良いのよ!
その子は………人気も人望も………顔だって……全て持ってるじゃない………
私には何もない………私から先生を奪わないでよ…!」
「…………コイツも全て持ってる訳じゃない
多分………生きる上で1番大事なものを持ってない
そんなコイツを………教師として俺は支えないといけない
もちろん、綾瀬のことも心配だし気にかけてる
けど………担任してる生徒のことで手一杯のところはある
綾瀬のこと………しっかり見る余裕は今の俺にはないかもしれない」
「そんなこと言わないでよ………」
「でも、綾瀬のことちゃんと見てくれる人は絶対いる
俺よりもしっかり考えて、向き合おうとしている人がいる
………ですよね、関口先生」


