私の人生を変えてくれた人 番外編


「そんなの分かってる
 下山先生は………誰にでも平等に優しい
 下山先生の優しさは………私なんかに向けられるべきものではない」

「そうよ!!
 アンタのせいで下山先生は大変なのよ
 4組の人たちだってバカよね
 アンタなんかを信じて、下山先生を否定し続けて
 アンタのせいで下山先生は体壊したのよ」

「………下山先生が休むことになったのは私のせい
 でも、4組のみんなを悪く言わないで」

「は?
 だってバカの集まりじゃん
 アンタなんか信じるのが悪いのよ」

「…………………」

「アンタのせいでみんな不幸になるのよ!
 アンタなんかいなくなればいいのに」

「………………分かった
 じゃあいなくなる」

ここからでも、上手くいけば死ねるよね

頭さえ打てば…………


私は踊り場のギリギリに立ち、体重を後ろに乗せた

「え、ちょっ……何する気…?」

「………ごめんね」


そして私は後ろに倒れた


これで………苦しみから解放されるのかな………


そして衝撃を覚悟したのに




「っ………!
 いてぇ……………」

そんな痛そうな声と裏腹に、私の体はあまり痛くなかった

「………お前、何してんだよ
 死ぬのを許した覚えはない」

「下山先生…………」

下山先生の声はとても低かった


あぁ…………怒らせちゃった………