〜香音目線〜
「ねぇ、ちょっといい?」
「っ………凛華ちゃん…………」
教室へ戻ろうとしていたところで、凛華ちゃんに呼び止められてしまった
今は話したくなかったのに…………
仕方なく今来た道を引き返し、人気少ない階段の踊り場で話していた
「……どういうつもり?
下山先生と関わらないって約束したじゃん」
「………ごめん」
「意味わからないんだけど
約束破るなら私も守らないから」
「……本当にごめん」
「謝って済むと思ってんの?
今さっきだって、ずっと下山先生といたんでしょ?
関わらないって言っておきながら、一緒にいるじゃん
下山先生も迷惑に思ってるから
アンタのせいで下山先生の負担増えるじゃん」
「………本当に申し訳ないと思ってる
私のせいでたくさんの人に迷惑かけて」
「自覚あるならやめなよ
マジで迷惑
体弱いふりして、下山先生に構ってもらえて嬉しい?
自分が特別だと思ってる?
言っておくけどね、下山先生は誰にでも優しいの
アンタだけが特別じゃない」


