私の人生を変えてくれた人 番外編


「……………帰ります」

「ダーメ
 まだ話終わってない」

「私は話すことないので」

「相変わらず冷たいなー
 俺はたくさん話したいことあるのに」

「…………………」

無言のままドアの方に向かった岩本の手を掴んだ

「………離してください」

「無理」

「なんで」

「お前が辛そうな顔をしてるから」

「っ………私は!
 もうこれ以上………先生のせいで傷つきたくない……
 だからもう関わらないで!」

「お前、俺が目を離したらすぐ死のうとするじゃん
 それなら俺のせいで傷つけ
 それで、俺の隣でずっと文句言ってろ
 いつでも、何時間でも、どんな話でも俺は聞くから
 お前が死ぬくらいなら、傷つけても隣にいる」

「別に死なない
 だから関わらないで」

「その言葉は信じられない
 どうみても体は限界になってるし、手の傷も見せてくれない辺り、絶対増えてる
 昨日も死のうとして、丘の上にいた
 これをどう考えたら、死なないって言葉信じられるんだ?」

「……………私のこと、信じてくれないんですね」

「………………基本的には信じてるよ
 けど、その言葉は信じられない
 仮にその言葉信じて、裏切られたら俺は一生後悔する
 それくらいなら信じない」