「あぁ………いつからあんな感じなんだ?」
「………ずっとですよ
香音が学校に来るようになってから
日に日に悪くなっていますけど…………
……香音、ずっと頑張ってるんです
学校来た初日に、下山先生は悪くないってクラス全員の前で話し始めて………誤解を解いて、全て上手く収めたんです
気づいたら凛華のことも和解したって聞いて………
絶対無理やり和解したんだなって分かるくらい………その直後から香音を悪く言う噂や視線が集まるようになってたから………」
「そんなことが…………」
「それでも香音は休まず耐え続けて………やっと噂も消えて落ち着き始めたところなんです
なのに香音は全然良くならないし、無理して笑う顔しか見れなくて………見てるこっちが辛くなってくるし………なんでもっと早く戻って来てくれなかったんですか………そしたら香音は………一人じゃなかったのに…………」
「…………………」
「一人で頑張らせずに済んだかもしれないのに………
下山先生のせいで香音は……!」
そう言った内山の目からは涙が溢れていた
内山も………限界だったんだな…………
俺は………岩本に気を取られて内山のこと………気づいてなかった………
「………ごめんな
内山もアイツの側で、頑張って支えてくれてたんだよな」
「……でも……私は………何も出来なかった………
何も出来ない………私自身が一番許せない………
香音の側で………苦しんでるのを見てることしか出来なかった………」
「内山は悪くない
俺が全部悪い
俺はアイツを一人にさせたけど………内山は側にいたじゃん
アイツも内山が側にいてくれて安心していたはずだ
アイツの側にいてくれてありがとう」


