私の人生を変えてくれた人 番外編


「……お互い納得してるんです
 もういいじゃないですか」

「良くない
 そもそもさ、全く関わらないのは無理なわけ
 俺はお前の担任だし、顧問でもある
 絶対関わるし、話さなきゃいけない時だってある
 そういう時はどうしたらいいんだよ」

「………そういうのは良いんじゃないんですか
 必要最低限の時間であれば」

「……………俺はお前を一人にさせたくない
 気づいたら一人で抱え込んで………倒れて……体の傷も増えていって………
 そういうのも見て見ぬ振りしろって?
 そしたら、お前が嫌ってる今までの教師と同じになるじゃん
 そんな教師に俺はなりたくない」

「………もう倒れたり、傷が増えたりしませんよ」

「じゃあ、今ここで、手首見せろ」

「………………………」

「………俺が休んでから、傷つけてないなら見せれるよな?」

「……………つけてない」

「なら見せなさい」

「…………………」

「………見せれないんだろ………傷つけたから」

「…………違うもん」

「………お前がそう言っても、見せてくれないなら信じられない
 今まで、お前を見てきて…………今の精神状態で、切らずに耐えてるとは………どうしても思えない
 それに…………このままいけば確実にお前は倒れる
 もう体は限界だから」