「来ないでください
来たら飛び降りますよ」
「今の冷静なお前には無理だ
俺が後を追うリスク分かってるだろ?
そんなリスクを負ってまで、お前は飛び降りない
こないだの、道路に突っ込んで行くお前を見た時は本気で焦ったけど
今のお前はそうじゃない」
「………ほんと、そう言うところ嫌いです
何でも私のこと分かってて」
「褒め言葉として受け取るわ」
「………良いですよ
そっちに行ってあげます
もともと、先生が来た時点で私の計画は終わってますから」
そう言って岩本は柵のところから離れてくれた
そして、俺の目の前に来た瞬間
俺は岩本を抱きしめた
「先生………こういうのは…………」
「とか言いつつ、お前も離れねぇじゃん」
「…………先生、まだ細い」
「いや、お前もな?」
「………………私はもとからですよ
先生は………私のせいで痩せた………」
「お前のせいじゃねぇよ
俺が悪いだけ………お前を信じなかったから」


