「そんなことない!」
「……先生は、私がいなくても大丈夫です
私が先生に依存してるだけ……
だから、私は先生から自立します
これからもずっと先生でいてください
私みたいに、先生のおかげで救われる子たちはたくさんいるはずですから」
「…………お前の言う自立って何?
依存しないこと?誰にも頼らないこと?
そんなの自立って言わない
俺はお前にそんなこと望んでない」
「………私は、下山先生を先生として見るって決めたんです
もう、教師と生徒の関係に戻りましょうよ
その方が………お互いに楽だし、邪魔せずに済むじゃないですか」
「俺はお前のこと、一度も邪魔だなんて思ったことない
確かにさっきは振ったけど………本当は振りたくなかった
俺のせいで苦しむお前を見るのが嫌で……お前を突き放そうとしたけど…………やっぱりそれは違う
俺がいなかったら………お前はより一人で抱え込む
それなら………俺が隣でお前を支え続けたい
一人で苦しむくらいなら………俺の隣で苦しんでてよ………
俺のせいなら……俺のせいで苦しいって言って……
そしたら、俺が必ずどうにかするから」
そして俺は岩本の方へ歩み始めた


