私の人生を変えてくれた人 番外編


「お前さ、今回の件が結構響いてるのは分かるけど……選択を間違えるな
 確かにあの子は、お前を守るために全てを隠して、一人で苦しんだ
 また、似たような状況になったら同じことをすると思う
 けどさ、お前に振られて一人になったあの子はどうなる?
 お前との関係はなくても、今まで以上に一人で抱え込んで苦しむぞ?
 絶対、あの子にとってお前の存在は安心できるものだったはずだし、お前がいたことで守られていたものもあるはずだ」

「アイツは………俺がいなくても…………」

「どう考えても、今のあの子には無理だ
 見ただろ、あの子の顔色
 すでにたくさんのものを抱え込んで、支えてくれる人もいない
 俺らが踏み込もうとしても、踏み込ませてくれない
 あの子の心に踏み込めるのは………お前だけなんだよ」

「……………………」

「……あの子の心に踏み込んだんだ
 もう一人にするな
 踏み込んだ以上、責任取れ
 せめて、あの子が一人で大丈夫になるまでは、支えなさい
 それが、未成年に手を出した責任でもあるだろ
 ………教師として、付き合えうのを勧めたくはないが………あの子にはお前が必要だ」

「……俺のせいで苦しめてるのに……」