「やっぱりお前、振ったんだな」
「っ…!
先輩………」
声をかけられた方を見ると、竹内先生が扉のところに立っていた
「………話、聞いてたんですか」
「いや
帰る岩本さんに会っただけ
そしたら、振られました!って報告してきたから」
「……アイツと仲良くなったんですね」
「お前がいない間に、色々あったんでね」
「…………だって、俺のせいでアイツは苦しんでる
同世代と恋愛していれば悩まされないことに、苦しめられてる
ストーカーの件だって………俺のせいだったじゃないですか………」
「………少しあの子と話すようになってさ、お前があの子を心配する気持ちが分かったよ
あの子、何考えてるのかよく分からないし、急に行動起こしたと思ったら、自分を犠牲にして相手のために動いてて
優しすぎる子だな」
「……アイツはそう言う奴ですよ
だから………目が離せなかった………」
「じゃあ、どうして振ったんだよ
お前じゃなかったら…………誰があの子を見てるんだよ…………」
「………担任としてなら、アイツを見ますよ
それに………アイツにはそのうち、良い男が現れるはずですから」
「教師としてのお前を………あの子はそう簡単には受け入れないよ
距離を取り続けるから……今までの距離感ではいられない
何かあっても、絶対頼らないだろうな」


