「………んで、心当たりはあるのか?」
「……………とりあえず学校の方に向かってもらえますか?」
「学校?
さすがに学校の周辺にはいないだろ
すでに先生方も結構探してるし…………あの子が学校出てから、もう1時間以上経ってるぞ?」
「………俺は、俺が知ってる岩本を信じるしかないんです
俺が知ってるアイツは…………帰りたくなくて、帰らないような奴じゃない
どちらかと言えば…………一人、部屋にこもって自分で全部抱え込んで………………苦しんでるような奴ですよ
家に帰らず、心配をかけるような奴ではないんです」
「じゃあ………帰りたくても帰れない……ってことか?」
「……………それか、俺が傷つけて死に場所探してるのかもしれませんね」
「お前…!」
「……アイツはそういう奴なんですよ
ずっと心は限界なままで…………死にたい気持ちを持ち続けていて…………
それを知っていて俺は傷つけた………」
「………お前もメンタルやられてるだろ」
「…………俺なんてアイツに比べれば……」


