私の人生を変えてくれた人 番外編


「うん…………」

「眠いなら寝てな
 起きるまでそばに居るから
 疲れてるだろうし」

「あり……がと………」

「ん、おやすみ」


そして岩本は保健室に着くまでに眠ってしまった



岩本を抱えたまま歩いていると、前から一人の女子生徒が歩いていた

「あ、下山先生だ!」

「おー、綾瀬
 今日も来れたんだな」

「うん!
 先生に会いに来た!!」

「そっか
 それは嬉しいことだな」

コイツは綾瀬凛華
関口先生のクラスの子だ

不登校気味だったが最近、別室ではあるが学校へ来てくれるようになった

そう言えば綾瀬が来るようになったのも、ちょうど岩本が来なくなった時期だな

「下山先生はどこ行くんですか?」

「ちょっと保健室にな
 コイツ運ばないと」

「へぇー
 その子は?」

「疲れ果てて寝ちゃった」

「いいなー、下山先生のクラスの子は
 私もお姫様抱っこして!」

「お前は元気だろ
 自分で歩け」

「えー
 じゃあ私も保健室に着いてく!」

「ダメー
 ちゃんと勉強してろ」

「何でよー
 良いじゃん」

「学生なんだからちゃんと勉強しなさい!
 俺に着いて来ても意味ないだろ」

「じゃあ、ちゃんと勉強するから保健室行ったら私のところ来て!
 先生、この時間授業ないでしょ?」