「後悔の念に押しつぶされてるよ
下山先生のこと気になる?」
「…………少し」
「そっか
会いたいなら呼ぶけど
どうする?」
「…今は会いたくないです」
「分かったよ
じゃあそろそろ話聞かせてもらおうかな
辛くなったら無理しなくて良いからね」
「はい
えっと………下山先生から何聞きました…?」
「岩本が逃げ出すに至るまでの経緯と松井から聞いた情報を」
「………私の勘違いかもしれませんよ」
「勘違いに越したことはないと思う
でも本当だったら危険だよ
だから岩本の口からちゃんと聞きたい」
「……朝……学校行こうとしたら………家の前をずっとうろついてる人がいて………いなくなってから出ようとしたら…………」
「遅刻した?」
「はい……」
「結局その人どこか行ったの?」
「全然どこにも行かなくて………怖くて………時間もやばかったしで………お兄ちゃんに連絡したんです
私よりも少し前に家を出ていたので
そしたらわざわざ戻ってきてくれて」
「優しいお兄さんだね」
「はい!」


