「私もそうだって言いたいんですか?」
「んー………分からない
中学生って恋愛経験少ないじゃん?
人によると思うけど
だから大人になった時に、あの時の好きは憧れだったんだなって気づくんだと思う」
「………………………」
「それがさ、2、3個上の先輩とかだったら良いと思うよ
でもお前が恋愛しようとしてるのは一回り以上上の教師なわけで
言い方悪いけど、お前が一方的に好きだったら可愛いじゃん
あ〜、あの先生好きだったな
追いかけてる時間楽しかったなって」
「…………はい」
「でも今回は違う
俺もお前が好きで、正直我慢出来てない部分もある
曖昧な形で止めてるおかげで、まだ自制心がだいぶある状態でもこれなの
これ以上、お前に踏み込まれると俺は自制しきれる自信がない
中学生らしい恋愛をさせる自信ない」
「………………」
「憧れかもしれないって可能性があるならこれ以上は踏み込まない方が良い
今のままで我慢して欲しい
これはお互いのために」
「…………そんなこと言われても分からない
分からないけど………今までこんな思いしたことない
先生が他の女子と仲良くしてるの見ると嫌だなって思うし、先生のこと独り占めしたくなっちゃうし………もっと触れたいし、触れて欲しいとも思っちゃう
憧れからの好きとの違いは分からないけど、この気持ちが本当の好きだって信じてます」
「…………俺、独占欲強いけど大丈夫?」
「はい」
「………岩本香音さん、大好きです
俺の彼女になってくれませんか」
「はい…!」
「ありがとう
彼氏としてこれからもよろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします」
「おう!」
そして再び抱きしめた


