【完】シンアイ

「俺も、天気予報とか見ながら休暇とかとってこっちにくることはあるけど、今回みたいなのは早々ないんだよね

本当に何年かに一回あるくらい」

おかげで、有給を消化するはめになった
と言って、咥えタバコをしてスーツのポケットからスマートフォンを取り出して、画面に文字を打ち始める

「なんで、心配なら傍に居ないんですか?」

「あいつが、嫌だっていうんだ

本社に戻って来いって言い続けて、今より給料も役職も上がるのに、アイツはそれを嫌がる」

今よりいい条件になるのに、それを拒否し続ける理由なんて、あるんだろうか

今より稼げて、役職も上がるなんて、お父さんが聞いたら、喜んでうけるだろう