【完】シンアイ

「そう言えば、あのお金で何する気だったんですか?」

ホテルのベッドの上で、2人一緒に向かい合って横になる

信也さんは、お酒が入っているのに割と呂律もちゃんとしていて
もう涙も止まって完全にシラフに戻りかけていて、意識も今はハッキリしている

「本社に近い場所のマンションをね、買って一緒に住もうかと思って・・・そのお金必要だったから」

「なるほど、そうだったんですね」

「うん、でもそんなに急がなくて良かったかなって

まだ、今の所で頑張って、それからにする。

なんとか・・・なりそうだし、・・・それに」

言いかけて途中で止まって、信也さんを見れば目を閉じてねむっていて、スースーと寝息だけが聞こえる