【完】シンアイ



「前者の候補は居ますか?」

「いないね」

信也さんの顧客の4割が法人の企業で、話を聞く限り一番古い付き合いで大学二回生の頃からの付き合いの人もいる

信也さんを含めた支部の営業課の利益のトップがお父さんで、次に信也さん

数百万円か調子のいい月で一千万円弱の差を付けてまちまちとした数字で他の社員が続いている

ちなみに17人いる第一営業課の中で私は14番目で、全体営業部で数えると下から8番目

信也さんの業務を引き継いだおかげでそこから数字が出されている
今まで自力で契約を取ってきたことはない

「だから今、後者で話を進めている
そうするとIT事業部の進捗も遅れてしまう

少しだけでいい、1年だけ1人で本社に来てくれたら後は俺がなんとかする
だから、事業を成功させて行く為にも結衣ちゃんに協力して欲しい

給料は今より上がるし、待遇も良くなる」