俺が全面的に悪い、それも分かってる
仕事は定時に終わらせることは出来ないし
何が正しい家族の形なのか分からないから、俺の感情と結衣ちゃんの気持ちを汲み取りながら、お互いが幸せで居られるように作ってきた
夫婦関係も喧嘩のないように務めていたし、普通の夫婦とは程遠いだろうけど
だからこそ俺の気持ちはきちんと伝えてきた
それなのに、伝わりきれてなかった?
やっぱり不安だった?寂しかった?
悪いことばかりが浮かんでくる
もしかしたら、このご飯が最後の晩餐になるかもしれない
結衣ちゃんがいなくなったら、ごはんどうしよう
和人に頼るわけにもいかないし、離婚したとして結衣ちゃんにまた作りに来てもらうわけにはいかない
一つ一つの味を噛み締めながら飲み込む
それでも完食出来なくてシチューを少し残してしまう
