【完】シンアイ


袖がよれていないかを確認しながら、黒の石が付いたシンプルなカフスボタンを袖に付ける彼を見ながらご飯を食べる

「今年も年末仕事納めは本社行くけど、年末年始はあっちでホテル取ってるから、初詣はあっちで行こうか」

「大きな神社ありますよね、確か」

彼が腕時計をつけるころには私もご飯を食べ終わっていて、食べ終わった食器を重ねながら彼を見ると、重ねた私と自分の二つの食器と箸を持ってキッチンに立つ

「うん、有名なところだから人多いと思うけど、気になるなら行ってみようか」

そう言って笑ってくれる彼との暮らしは楽しいし、互いに意見を尊重しあうのは難しいけど
それでも上手くやれているのは彼が大人だから

私が18歳で、彼が27歳

一週間後の誕生日で彼は28歳になる