【完】シンアイ


ワックスで固められた前髪は軽く左に流されていて
いつもふわりとしているミルクティー色の髪の毛は、今日はまとまりがある

キッチンに足を踏み入れて私の後ろに立って、冷蔵庫から緑茶のペットボトルを取り出すと
水切りかごに干してあった二つのグラスに緑茶を注いで、1つは私に差し出してくる

「ありがとう」

「あと、味噌ね」

グラスの横に置かれた味噌の入った容器
みそ汁を作るのに、味噌を取り出すの忘れてた

「ありがとう」

「いいよ、気にしないで」

緑茶を一気飲みして、もう一度自分のグラスにお茶を注いで、冷蔵庫にお茶のボトルを戻す