キッチンカウンターの上には空のカップとソーサーが置かれていて、一緒にコーヒー豆が置いてある
タイミング合わせるために準備してくれてたんだ
「結衣、ソファーに座ってなさい」
「はい」
志乃舞さんの座るソファーから少し離れた位置にある、3人掛けソファーに座る
私の横に信也さんが座って、無言の時間が流れる
「綺麗な指輪買ってもらったのね、今日入籍したの?」
「はい、名前も宮脇結衣になりました」
「おめでとう、誕生日も一緒でめでたい事づくしね」
嫌味に聞こえてしまうのは、どうしてだろう
なんで、この人の前だとこんなに会話に困るんだろう
