【完】シンアイ

信也さんは、この利用された事に気づいていたらしい

利用されたのが納得いかない
不服な顔をしていた事に気がついた信也さんが、私の眉間に寄る皺をほぐすように親指で皺を触って来る

「結衣ちゃん、顔・・・怖いよ」

椎葉さんと目が合って、申し訳なさそうに眉が下がる

「いや、本当にそれに関しては申し訳ないと思っています

元々浮上していた西塚監査部長の憂さ晴らしの権力の乱用が問題だったんです
そこに信也くんの問題が浮上したせいで、その憂さ晴らしの対象になって、ここぞとばかりに証拠のない査問委員会開催の稟議書を渡してくるから、何とかして同時に処理できないか考えてた時に、2人の写真が出回った

その写真を撮ったのが探偵で、メールを送った人物が、西塚部長だという事が発覚しました

脅迫状も同様で、送り主も西塚部長でした」

いい歳した大人が・・・何やってるんだろう