「昇進の稟議、通ったのか」 「受けてたんですか?」 「年明け前にね もし結衣ちゃんと暮らすなら、今の給料だと余裕もって結衣ちゃんを養いきれないと思ったからね それなりの功績も上げているし、昇進対象ではあったけど今回の問題で、見送りになるかもしれなかったんだけど・・・ その手元にあるもう1枚の用紙は?」 椅子から降りて私の元まで歩いてきて、後ろから手元の紙を覗き込む 「あ、頼んでおいた給与の詳細の書類か・・・ 結衣ちゃんも見る?」 中身を見ないようにしていた紙を開いて、中を見始める