朝見た人物とは同一人物には見えなくて、一体自分が朝見ていたのは誰なのかすら疑いたくなる
お父さんの信也さんの呼び方や、お互いの敬称が外れて前より砕けた喋り方になっている事の驚きよりも、信也さんの憔悴具合の方が衝撃だった
「信也・・・さん」
ソファーに近づいて声をかければ、目を見開いて私の方を見る
目の下に色の濃いクマができていて、朝こんなクマあったかもはっきり思い出せない
「結衣ちゃん・・・なんで、ここに?」
「信也くん、僕が連絡したんだ
2人で、きちんと話し合った方がいい」
それだけ言って、お父さんは部屋を出ていった
