【完】シンアイ


後ろを歩きながら一番奥の会議室に行けば、私の胸元より上は白のグラデーションみたいになっていて、目線の高さからは部屋の中が少しぼやけてはっきりとは見えない

少し屈んで中を除けば、スーツをきて右手でペンまわしをしながら人の話を聞いている柊さんは、どうやらこっちには気が付いていようだ

そんな会議が行われている最中の部屋のドアを、宮脇さんは何の躊躇もなく開ける

「どうも、お久しぶりです」

全員の視線が、宮脇さんと私に集まる
もちろん、柊さんもこっちを見るわけで・・・

「信也!それに結衣ちゃんまで・・・

来るのは明日じゃなかったのか?」