その4
麻衣
祥子のヤツ、なんとか収まってくれたわ
まあ、祥子の”反応”はそれなりに想定してたけど、リエの方のリアクションはちょっと意外だったなあ
ドライな性格は最初から承知してはいたが、今回の件をあそこまでサラリと消化しちゃうとはね…
それにスカートの中身晒した時は、”素”ではしゃいじゃってたし(笑)
この女、まだまだ奥行きが深そうだ
なら、その辺はもっともっと引き出していってやるか…
...
私たちはその後、中央公園での結果を更に深く総括することにした
横田競子が、今こっちの耳に入っているとおりの立ち回りで、本件の決着をみたとして…
まず言えることは、南玉の新しいOG代表として横滑りした相川と紅組の新リーダーに就いた嵯峨ミキは強い連携を以って、今後、横田の行動を意識した上での対本郷麻衣、つまり私への戦略を図ってくるということだ
加えてこのラインなら、墨東会のOB南部聖一とスクラムを組むことは目に見えてる
おそらくは…、墨東会の系列下にある真樹子さんが”今回”、こうして”表”に立ったことで、もうこっちの”構図”は掌握されただろうしね
となればだ…、”敵”さんは”あえて”南玉内部に所属する私の”選択肢”なんて、もう見切ってるよ
はは…、こりゃ私、泳がされるわ
向こうからすれば、自陣営内に足並みの乱れさえなければ、私のアクションに合わせた対処でとりあえずクリアできるからね
徹底的にマークしてくるわな、当然…
まあ、総集会の時みたいな猿芝居はもう通用しないだろうし、それこそ選択肢は限られてきた
フフ…、ここまで頭を整理できたとこで、みんなを導く道がはっきりと見えてきたわ
...
およそ1時間後、ヒールズでのミーティングは終わったが、今、ここには久美だけ残してある
「…じゃあ、麻衣のバイク1台ってことだね。でも、どこに行くの?誰かに会うのかな…」
「さっき受取った倉橋さんからの手紙にさ、横田競子がもうじき家路に向かうようだって書かれていたんだ…」
「えっ?なら、これから横田に会いに行くってこと?」
「そうだよ。奴には改めて”挨拶”をね。もうプロローグは終わったぞって…。私なりのメッセージを届けるつもりだよ」
「そう…。でも、そこに私がついていく意味ってあるの?ああ、ゴメン…。そういうのは、まず自分の頭で考えなきゃいけないんだったわ。ええと…」
久美のヤツ…(苦笑)
...
「…麻衣!ひょっとして、中央公園で私がその場に立会ってたことの真意とか…、そいうのを横田に投げかけるってことなの?」
「おい、久美!お前さっきの”火”でさ、アタマ、覚醒されたんじゃないか?だいたいは的を突いてるぞ!」
「えー、やっぱり!えへ…(苦笑)」
冗談抜きで、久美は覚醒されたよ
とにかく今日の久美には参ったわ、ハハハ…
間もなくヒールズを出て、私は久美を後ろに乗せ、カモシカ女への”挨拶”に向かった
横田さんよ…、もう私はアンタとは正面からだ
思いっきりやろうや、へへ…
まずは本番のゴングが鳴った件、伝えに行くからさ
麻衣
祥子のヤツ、なんとか収まってくれたわ
まあ、祥子の”反応”はそれなりに想定してたけど、リエの方のリアクションはちょっと意外だったなあ
ドライな性格は最初から承知してはいたが、今回の件をあそこまでサラリと消化しちゃうとはね…
それにスカートの中身晒した時は、”素”ではしゃいじゃってたし(笑)
この女、まだまだ奥行きが深そうだ
なら、その辺はもっともっと引き出していってやるか…
...
私たちはその後、中央公園での結果を更に深く総括することにした
横田競子が、今こっちの耳に入っているとおりの立ち回りで、本件の決着をみたとして…
まず言えることは、南玉の新しいOG代表として横滑りした相川と紅組の新リーダーに就いた嵯峨ミキは強い連携を以って、今後、横田の行動を意識した上での対本郷麻衣、つまり私への戦略を図ってくるということだ
加えてこのラインなら、墨東会のOB南部聖一とスクラムを組むことは目に見えてる
おそらくは…、墨東会の系列下にある真樹子さんが”今回”、こうして”表”に立ったことで、もうこっちの”構図”は掌握されただろうしね
となればだ…、”敵”さんは”あえて”南玉内部に所属する私の”選択肢”なんて、もう見切ってるよ
はは…、こりゃ私、泳がされるわ
向こうからすれば、自陣営内に足並みの乱れさえなければ、私のアクションに合わせた対処でとりあえずクリアできるからね
徹底的にマークしてくるわな、当然…
まあ、総集会の時みたいな猿芝居はもう通用しないだろうし、それこそ選択肢は限られてきた
フフ…、ここまで頭を整理できたとこで、みんなを導く道がはっきりと見えてきたわ
...
およそ1時間後、ヒールズでのミーティングは終わったが、今、ここには久美だけ残してある
「…じゃあ、麻衣のバイク1台ってことだね。でも、どこに行くの?誰かに会うのかな…」
「さっき受取った倉橋さんからの手紙にさ、横田競子がもうじき家路に向かうようだって書かれていたんだ…」
「えっ?なら、これから横田に会いに行くってこと?」
「そうだよ。奴には改めて”挨拶”をね。もうプロローグは終わったぞって…。私なりのメッセージを届けるつもりだよ」
「そう…。でも、そこに私がついていく意味ってあるの?ああ、ゴメン…。そういうのは、まず自分の頭で考えなきゃいけないんだったわ。ええと…」
久美のヤツ…(苦笑)
...
「…麻衣!ひょっとして、中央公園で私がその場に立会ってたことの真意とか…、そいうのを横田に投げかけるってことなの?」
「おい、久美!お前さっきの”火”でさ、アタマ、覚醒されたんじゃないか?だいたいは的を突いてるぞ!」
「えー、やっぱり!えへ…(苦笑)」
冗談抜きで、久美は覚醒されたよ
とにかく今日の久美には参ったわ、ハハハ…
間もなくヒールズを出て、私は久美を後ろに乗せ、カモシカ女への”挨拶”に向かった
横田さんよ…、もう私はアンタとは正面からだ
思いっきりやろうや、へへ…
まずは本番のゴングが鳴った件、伝えに行くからさ



