「面白いところ……ですか?」
「そうだ」
「失礼します」
ちょうどその時、店員さんがおしぼりとグラスを持って入ってきた。
「お任せでいいか?」
「はい」
メニューを見たところで、きっと自分の知っている名前以外は全くわからないと思った。
「それじゃ、せせりとココロと……あと、薩摩知覧鶏のこれと……」
「ベースは、如何致しましょう?」
「最初はノーマルで、鍋とは別に香菜を貰えますか?」
「かしこまりました」
知らない名前ばかり出て来て、何のことだから、どんな料理なのかもわからない。まるで、未知の世界の話のようだった。
「矢島さん。何飲む?」
「えっ? あの、私はウーロン茶で」
「お酒飲めないんだっけ?」
「あっ、はい。飲むとすぐ真っ赤になっちゃって、眠くなっちゃうので」
「そう。それじゃ、ウーロン茶を二つ」
「かしこまりました」
高橋さん。飲まないんだ。
「お酒、飲まれないんですか?」
「俺に飲酒運転させるつもりか?」
あっ……。
思わず両手で口を覆った。
「運転手に酒勧めるってことは、矢島さんが運転してくれるのか?」
「と、とんでもないです。私、運転出来ないですから」
「俺だって、まだ死にたくない」
「ちょ、ちょっと高橋さん。それ、酷くないですか?」
「フッ……」
そう言って、高橋さんは俯き加減で、はにかむように笑っている。
他愛ない話をしているうちに料理が運ばれてきて、綺麗に並べられていった。
「あとは、こちらでやりますから大丈夫です」
「そうですか。では、ごゆっくりどうぞ」
店員さんが格子戸を閉めて行ってしまうと、高橋さんがお皿に盛られた鶏肉を菜箸で取りながらお鍋に入れていった。
「すみません。何も知らなくて、出来なくて……」
「ハハッ。そんなことは、気にしなくていい。それより、これ食べてごらん」
高橋さんがお鍋に鶏肉を入れ終えると、焼き鳥風に調理されている料理がのっているお皿を差し出した。
「ありがとうございます。これは、何ですか?」
1本取って取り皿にのせて、まじまじと見た。
「そうだ」
「失礼します」
ちょうどその時、店員さんがおしぼりとグラスを持って入ってきた。
「お任せでいいか?」
「はい」
メニューを見たところで、きっと自分の知っている名前以外は全くわからないと思った。
「それじゃ、せせりとココロと……あと、薩摩知覧鶏のこれと……」
「ベースは、如何致しましょう?」
「最初はノーマルで、鍋とは別に香菜を貰えますか?」
「かしこまりました」
知らない名前ばかり出て来て、何のことだから、どんな料理なのかもわからない。まるで、未知の世界の話のようだった。
「矢島さん。何飲む?」
「えっ? あの、私はウーロン茶で」
「お酒飲めないんだっけ?」
「あっ、はい。飲むとすぐ真っ赤になっちゃって、眠くなっちゃうので」
「そう。それじゃ、ウーロン茶を二つ」
「かしこまりました」
高橋さん。飲まないんだ。
「お酒、飲まれないんですか?」
「俺に飲酒運転させるつもりか?」
あっ……。
思わず両手で口を覆った。
「運転手に酒勧めるってことは、矢島さんが運転してくれるのか?」
「と、とんでもないです。私、運転出来ないですから」
「俺だって、まだ死にたくない」
「ちょ、ちょっと高橋さん。それ、酷くないですか?」
「フッ……」
そう言って、高橋さんは俯き加減で、はにかむように笑っている。
他愛ない話をしているうちに料理が運ばれてきて、綺麗に並べられていった。
「あとは、こちらでやりますから大丈夫です」
「そうですか。では、ごゆっくりどうぞ」
店員さんが格子戸を閉めて行ってしまうと、高橋さんがお皿に盛られた鶏肉を菜箸で取りながらお鍋に入れていった。
「すみません。何も知らなくて、出来なくて……」
「ハハッ。そんなことは、気にしなくていい。それより、これ食べてごらん」
高橋さんがお鍋に鶏肉を入れ終えると、焼き鳥風に調理されている料理がのっているお皿を差し出した。
「ありがとうございます。これは、何ですか?」
1本取って取り皿にのせて、まじまじと見た。

