今、とんでもなく恥ずかしいこと言ってる気がする。
「ハハッ……。頼もしいな」
「はい。それで、もう一つお聞きしたいのですが……」
高橋さんが、やっと微笑んでくれてホッとして、思わず聞いてみたくなってしまった。
「まだあるのか?」
「はい。高橋さんは、今、彼女いらっしゃるんですか?」
素面だったら聞けなかった。恐らく、酔わなければ聞けなかっただろう。まだ本配属も決まっていないのに、聞いたところでどうなるわけでもない。ただ、怖いもの見たさというか、知りたいという好奇心だけがお酒の勢いを借りて口をついて出ていた。
「……」
高橋さん?
黙っている高橋さんを見て、やっぱり彼女がいるんだと確信した。
「そ、そうですよね。高橋さんぐらいの方だったら、いない方がおかしいですよね。アッハッハ……。すみません。余計なこと聞いて」
気まずい雰囲気を、少しでも早く変えたかった。
「いない」
「えっ?」
「だから、いないと言ってる」
嘘……。
でも、高橋さんが嘘をついているとも思えないぐらいの真顔で応えてくれていた。
「そ、そうなんですか? でも、絶対いそうなんですけど……」
「こんなこと、嘘言ったところで、どうなるもんでもないだろう?」
「はあ……。それは、そうですけど……。でも……」
高橋さんに、彼女がいない? 本当かな。
「そんなことより、お前は自分の限界を知れ。いろんな人間が集まる場所で、限界も知らずに飲むような無謀なことは二度とするな」
「また、その話ですかあ?」
「そうだ。きっと俺が今言ったことも、明日の朝は覚えてないかもしれないが」
「そ、そんなことないですよ。ちゃんと高橋さんが言ったことは、覚えてるに決まってます」
高橋さんが言ってくれたことを、忘れるわけがない。忘れてしまったら、もったいないじゃない。
「そうだといいんだが」
「大丈夫です。高橋さんは、部下、部下、部下は大事で、私は高橋さんの部下だからあ。だから私……」
「それだけじゃない」
エッ……。
「ハハッ……。頼もしいな」
「はい。それで、もう一つお聞きしたいのですが……」
高橋さんが、やっと微笑んでくれてホッとして、思わず聞いてみたくなってしまった。
「まだあるのか?」
「はい。高橋さんは、今、彼女いらっしゃるんですか?」
素面だったら聞けなかった。恐らく、酔わなければ聞けなかっただろう。まだ本配属も決まっていないのに、聞いたところでどうなるわけでもない。ただ、怖いもの見たさというか、知りたいという好奇心だけがお酒の勢いを借りて口をついて出ていた。
「……」
高橋さん?
黙っている高橋さんを見て、やっぱり彼女がいるんだと確信した。
「そ、そうですよね。高橋さんぐらいの方だったら、いない方がおかしいですよね。アッハッハ……。すみません。余計なこと聞いて」
気まずい雰囲気を、少しでも早く変えたかった。
「いない」
「えっ?」
「だから、いないと言ってる」
嘘……。
でも、高橋さんが嘘をついているとも思えないぐらいの真顔で応えてくれていた。
「そ、そうなんですか? でも、絶対いそうなんですけど……」
「こんなこと、嘘言ったところで、どうなるもんでもないだろう?」
「はあ……。それは、そうですけど……。でも……」
高橋さんに、彼女がいない? 本当かな。
「そんなことより、お前は自分の限界を知れ。いろんな人間が集まる場所で、限界も知らずに飲むような無謀なことは二度とするな」
「また、その話ですかあ?」
「そうだ。きっと俺が今言ったことも、明日の朝は覚えてないかもしれないが」
「そ、そんなことないですよ。ちゃんと高橋さんが言ったことは、覚えてるに決まってます」
高橋さんが言ってくれたことを、忘れるわけがない。忘れてしまったら、もったいないじゃない。
「そうだといいんだが」
「大丈夫です。高橋さんは、部下、部下、部下は大事で、私は高橋さんの部下だからあ。だから私……」
「それだけじゃない」
エッ……。

