たった一人、君に恋して



「じゃあ俺も食べようかな~」


「うん!」


 結局、その後私たちは四種類のラーメンを食べた。


「実桜、楽しかった。今日はついて来てくれてありがとう」


「ううん。私もラーメンがたくさん食べられて嬉しかったよ」


 夜の8時になっているが、夏なのでまだそんなにあたりは暗くない。


「どうする? もう帰る?」


「ん~・・・そうだね」


「・・・・・・実桜、わかりやすいね」


「えっ!?」


「観覧車のる?」


「・・・・・・うん」


 そう言うと、亮太はまた左手を出し、公園の真ん中にある観覧車に向かった。


 大学がここに決まったときから、ずっと乗ってみたいと思っていた。