たった一人、君に恋して



「じゃあいただきまーす」


 レンゲでスープをすくい、一口飲む。


 香りがとても良く、脂っこくなく豚骨ラーメンにしてはあっさりとした口当たりだ。


「おいしいー!!」


「ふふ。良かったね。麺も食べてみて?」


「うん!」


 スッキリとした細麺がスープに絡みついて美味しい。


「うん、本当に美味しいよ!」


「実桜かわいい」


「あっ! もうまた写真撮ってる」


「良いじゃん」


 亮太は一緒にいるとよく私の写真を撮る。

 
 何かを食べている時や、ゲームセンターに行った時。


 何かをしている私を嬉しそうに写真や動画に収めるのだった。

 
 その行動が私のことを大切に思ってくれていることを示しているようで、嬉しかった。