「公博【キミヒロ】くんがアンタに会いたがってたよ」

僕は公博に会いに行った。

都会とは違って外灯が少なくて、どうして昔はこんなに暗い道を戸惑わないで歩けたのか不思議に思った。

きっと、子供には不思議な力があるのだろう。

そんならしくない考えが頭を掠めた。