チョコより甘い 環くん

「えっ?」

どう言うこと?

「チョコを渡すことは、秘密にしないと!」

…あっ。

「今すぐ二人のところへ行こう!」

「いやいや、神崎。返って、怪しすぎるだろ」

「なっつーの言う通…あれ⁉︎りうは⁉︎」

焦っていた、私になつくんとみこちゃんの声は、聞こえていなかった。

うーんと、生徒会室ってどこだったっけ⁉︎

その時、どこからか美味しそうな匂いがした。

その匂いに誘われてやってきたのは、図書室。

そのまま、中へ入ると、カウンターでチョコケーキを食べている環くんがいた。

「た、環くん⁉︎」

私に気付いた環くんがこちらを見る。

ードキッ

眠そうに上目遣いでこちらを見る環くんが可愛くてドキッとしてしまった。

「んー?りうちゃんじゃーん。りうちゃんもチョコケーキ食べる?」

「え⁉︎いいの…?」

「うん」

チョコケーキをスプーンですくいこちらに向ける環くんに、またもや、ドキッとしてしまう。