「え⁉︎…うんっ!」

教室を出て、環くんについて行くと、図書室についた。

中に入ると、環くんはカウンターに座る。

「来て…?」

「…は、はいっ」

コテンと、する環くん。

可愛すぎますっ!

環くんの横に座る。

「りう。一緒に添い寝しよ?…ね?」

えぇー⁉︎

拒否権はないと、腕を引っ張られた。

「た、環、くん…?」

ーギュ

「りうが、他の男に取られそうで…いやだ」

キュン死させる気ですか?環くん。

環くんを抱きしめ返す。

「私が好きなのは、環くんだけだよっ?」

ギュゥゥ

さっきよりも強く抱きしめられる。

「た、環くん苦しいよ…っ?」

「かわいすぎ」

ーチュ

「ちょ、ちょっと!環くん!私…ファ、ファーストキスだったんだけど?」

「ん?嫌だったら?」

うっ

捨てられた子犬のような目で見ないでー!

「嫌じゃない!た、環くんは?」

「嫌なわけないだろ?…俺もファーストキスだったけどね?」

え!

「嘘…っ!」

「嘘じゃない。今も昔も、これからも俺はずっとりうが好きだよ」

ずるい…っ

「私だよ!」

今日の環くんは、チョコよりも、もっと甘かった。