信之は満足そうに、熱弁したせいでかいた汗を拭いながら、

同意を求めてくる。

「ほー、それはすごいな。それでお前のチームは勝ったのか?」

ポカーンのした目で見てくる信之を、

バカを見るような目で見てみる。

「お前、何も聞いてなかったんだろ?」

何を今更、お前の自慢話なぞ俺がきちんと聞くわけがないだろう。

「それはそれとして、いいのか?

部活行かないとマネージャーに怒られるんじゃないのか?」