「、、、というわけで、俺のチームが勝てたってわけだ!わかるか?道成?」

全然話を聞いていない俺に力説しているこいつは、

赤坂信之、中学時代からの付き合いで、

時々いっしょに帰ったりするくらいの友達みたいなやつだ。

髪はスパイラルナンチャラというチャラチャラで、

女子にも人気が出そうなのに俺と同じ男子校にいる。


卓球部のエースの次の次くらいのやつで、

卓球の実力は普通、のくせに容姿端麗、

勉強もそこそこでき、

運動神経も卓球以外で発揮できるときたもんだ。