モフモブ様

「おかえりなさーい。

もうちょっとでご飯できるから待っててー!」

片手に包丁、もう片方におたまを持って男らしい声で、

俺を出迎えるデフォルメというか、

着ぐるみみたいな狼がいた。

「ぎ、ぎぃやぁぁぁぁぁぁ!!!」

今日、今を持って俺の人生は終わったかもしれない。