先輩、チョコもらってください

「本当は先輩だって困ってるんですよね?隠さなくても大丈夫ですよ?」

先輩が明らかに困った顔をした。

やっぱり迷惑だって思われてたんじゃん……。

「もういいです」

私は先輩に背を向けてお母さんの車に向かう。

でも、先輩に手を掴まれて動けなかった。

「何して……」

「俺、黒詰のこと、好きだよ」