「どうぞー」

放課後、すごい量のLINEを愛にしてから、隼人を家にあげる。
まぁ、半ば強引にだけどね。

「お、お邪魔します……?」

「さっ、入って入って〜」

「…で、何をやるんだ?そのっ、れ…れんあっい同盟とかいうのは」

ふはっ、隼人、恋愛っていう4文字だけで恥ずかしがってる…っ!
まじ、ウケるんだけど!
はっ、やばい話がそれちゃう…!!

「あー、例えばね。愛が悠と喋ろうとした時に、隼人がそういえばさー、ってさえぎるの!できる限り、悠と愛が二人きりにならないようにしたりとか?」

「……でも、これっていじめじゃね?さえぎったりするのとか」

そんなリスクは、もう吹っ飛ばしてんだって!こっちは、開き直ってるんの!

「あのねぇ、恋って簡単なものじゃないんだよ?1つや2つやましいことがあっても良いの!!」

「お…おう。でも、俺、愛が泣くのは見てられない。愛が泣いたら俺は辞める」

「ふっ」

バカだなー、隼人。
愛がこんなことで泣くと思う?
…泣くとしても、1人だけの時。
私は、知っているから。

「という訳で!明日から、活動開始ね!」

「あぁ。」

「あっ、それともう1つ!2人じゃ限度があるから、クラスの人も活用したいの。
だから、友達にとかにこう言って欲しいんだけど…」

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「……さすがにヤバくないか?」

「いやっ、いける!」