目覚めるな、と想いながら
目を閉じる。

目覚めたくない、と祈りながら
目を閉じる。

それでも朝はやってきて。

私は絶望にも似た気持ちを感じる。

朝などやって来なければいいのに。

夜になると必死に願うの。

お願い、二度と朝など来ないで。

憂鬱な憂鬱な朝。

気持ちとは裏腹に照りつける太陽。

じろり、睨みつける。

あぁ、せめて雨なら良かったのに。